2015年12月7日

着物でおすすめ展覧会 『肉筆浮世絵~美の競艶~東京展』(上野|11/20~1/17)


アメリカ・シカゴの日本美術収集家、ロジャー・ウェストン氏所蔵の肉筆浮世絵は
個人コレクションとしては世界有数の規模と質を誇っています。

今回ご紹介します『肉筆浮世絵~美の競艶~』では、
その1,000点以上のコレクションの中から厳選された約130点の作品をご紹介されてます。

勝川春章、喜多川歌麿、歌川豊国、葛飾北斎、河鍋暁斎など50人を超える絵師たちによる多彩な作品を通して、
江戸初期から明治にいたるまでの肉筆浮世絵の流れを知ることができるまたとない機会です。

肉筆浮世絵の繊細な美しさはもちろん、当時のコーディネートを学べる点も
着物愛好家の皆さまにぜひおすすめしたい展示会として、今回ご紹介させて頂きます。



肉筆浮世絵~美の競艶~ 東京展

肉筆浮世絵とは、絵師が絹や紙に筆で直接描いたものを指します。量産される浮世絵版画に対して、一点物の肉筆浮世絵は大変貴重であり、大名や豪商たちからの注文を受けて描かれることもありました。絵師たちが腕をふるった肉筆浮世絵には、女性の髪の生え際や華麗な衣裳の文様まで精緻に描かれている作品が多く見られます。ウェストンコレクションの優品が日本に里帰りし初公開される本展では、華やかな美人たちの競艶をお楽しみいただけます。

  • 会期   2015年11月20日(金)~2016年1月17日(日)  ※月曜日定休
  • 会館時間   午前10時~午後5時(金曜日は午後8時まで、入館は閉館30分前まで)
  • 入館料   一般 1500円
  • 場 所   上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
  • アクセス  JR「上野」駅公園口より徒歩3分、東京メトロ・京成電鉄「上野」駅より徒歩5分 ⇒詳細アクセス情報



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