2016年11月2日

本場大島紬の技術を知って目利き力を高めよう (「着物目利き力養成講座」 第1期生:第3回レポート)




毎日文化センターにて開講中の『着物目利き力養成講座』
第3回目は「本場大島紬・本場奄美大島紬の見分け方」をテーマに開催しました。

特に関東エリアで人気の高い大島紬ですが、
テーチ木染め・泥染め・絣筵・手織など本場大島紬の複雑な生産工程を経て制作された作品と
安価に大量生産する用向きで制作された作品とは質感も価値も全く異なります。

今回は、本場大島紬・本場奄美大島紬に焦点をあてて、
生産工程の解説と、作品紹介を通じて、良質な大島紬の良さと目利きポイントを解説しました。




今回は講義の冒頭で、約20分の解説DVDを視聴いただきました。
奄美大島の生産現場を実際に取材して、どのような苦労と技術力をベースに作品が作られていくかを
生産工程を順に追う形で学んでいただきました。





また、本場奄美大島紬の産地からお借りしてきた「絣筵(かすりむしろ)」と「テーチ木(車輪梅)」を
実際に手に取って観察していただきました。

これらは本場大島紬の生産工程において特に特徴的な要素となりますが
なかなか実際に観る機会はないものであり、受講者の皆様も手に取りながらじっくり観察されていました。





講義の後半では、実際に本場大島紬・本場奄美大島紬の作品をご覧いただきました。

大島紬らしいテーチ木染め・泥染めの濃い色とシャリ感のある泥大島から、
化学染料を要所に用いたカラーの色大島、草木染染料を用いた草木泥染大島
そして白泥を用いた白大島を、じっくり見て・触って・感じていただきました。





そして、目利きポイントとして以下のような要素について作品を例に取りながら解説しました。

  • 絣の種類(経緯絣、経絣、緯絣)
  • 絣の合わせ方(一元(十字絣)、カタス(T字絣))
  • マルキ数(5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキ) 
  • 織り方(手織り、機械織り)
  • 証紙の見方
  • 図案の美しさ、センス




なかなか本場大島紬・本場奄美大島紬をまとめて見られる機会も少ないため
ご好評をいただき、大変満足度の高い会となりました。


次回は「良い紬とは?」というテーマで講義を行う予定です。



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