2016年11月24日
長襦袢は通のおしゃれ(「着物コーディネート術」講座 第2期生:第4回レポート)
毎日文化センターで開講中の『着物コーディネート術』講座も後半に入り、
第4回からは基礎の枠を少し超えた<通のオシャレ編>へとテーマを広げて勉強しています。
第4回のテーマは「長襦袢と小物のオシャレ」について。
着物初心者の頃にはあまり意識をしない「(カジュアルシーンにおける)長襦袢」の使い方と、
帯揚げ・帯締めの色選びによって東京らしさを出すコツについて解説しました。
一般的に最初に誂える長襦袢は、訪問着まで対応できるような
ピンクやクリーム系のオーソドックスなデザインのものが多いかと思います。
今回は、紬や小紋にぴったりの、洒落た柄の長襦袢をいくつかお見せしながら
実際に手に取っていただきそのデザインと挿し色としての面白さを感じていただきました。
本講座のなかで、着物は4つの色(着物・帯・帯揚げ・帯締め)でコーディネートする点を繰り返しご説明してきましたが、
この「長襦袢」はいわゆる<第5の挿し色>として捉える通のオシャレであること。
裾や振りからちらっと見える隠れたオシャレであること。
その面白さと、カジュアルなコーディネート(=自由度が高いコーディネート)における大切さを解説しました。
後半では、実際に小紋や紬と「長襦袢」「帯揚げ」「帯締め」を重ねて合わせて見ることで
小物により印象が色々と変化する点も体験していただきました。
着物と帯のコーディネートを理解した次には、小物や長襦袢で遊ぶ楽しみがあること。
これからのお着物ライフにそんな視点を取り入れて、一層楽しんで頂ければ大変嬉しく思います。
次回、第5回には「顔映り」をテーマにしまして、
参加者の皆様にお好きな色を選んで頂き顔映り診断をしていく予定です。
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