5月のきもの塾、開催を来週に控え、
テーマである『小紋』を中心に色々とラインナップが揃ってきました。
織りの小紋、染めの小紋。
どちらも面白く、観察するほどに興味のそそられる反物です。
勉強会の前に全部お見せすると面白さが半減してしまいますので、
少しだけご紹介しましょう。
まずはインドムガの紬地です。
インドムガはインド北部(アッサム地方)でのみ採れる天然黄金色繭のこと。
香木を食べて育った繭はほのかに黄金色に輝く繭を作ります。
日本の野蚕糸は淡い緑色の繭なのに対して、黄金色…。
産地によって生まれてくる色が変わるのも面白いものですね。
今回仕入れたインドムガ紬は、地色を生かした素敵な模様が特徴です。
そのほか、高級な風合いが漂う本場結城紬。
淡いグリーン地に細かな幾何学模様がつづく、
シンプルだけど飽きの来ない、王道を行くデザインです。
見て、触れて、楽しい反物が多数そろいました。
反物の良さを実感するのは、やはり直接に実際に手に取ることです。
反物によって異なる手触りや風合い、いかにも締めやすそうな帯など肌で実感いただけます。
また、ルーペで繊細な職人技を見るにつれ、商品に対する愛情が湧いて参りますね。
2014年5月21日に開催の「きもの塾」では、様々な反物を直にご覧いただけますので
お時間のあります方はぜひご参加くださいませ。
⇒「きもの塾」の参加申し込みはこちらから
なお、次回の記事では、職人技が光る反物2点をご紹介したいと思います。
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