2014年5月10日

5月のきもの塾『小紋』をテーマに開催します(5/21)



5月のきもの塾、開催を来週に控え、
テーマである『小紋』を中心に色々とラインナップが揃ってきました。

織りの小紋、染めの小紋。
どちらも面白く、観察するほどに興味のそそられる反物です。


勉強会の前に全部お見せすると面白さが半減してしまいますので、
少しだけご紹介しましょう。




まずはインドムガの紬地です。


インドムガはインド北部(アッサム地方)でのみ採れる天然黄金色繭のこと。
香木を食べて育った繭はほのかに黄金色に輝く繭を作ります。

日本の野蚕糸は淡い緑色の繭なのに対して、黄金色…。
産地によって生まれてくる色が変わるのも面白いものですね。



今回仕入れたインドムガ紬は、地色を生かした素敵な模様が特徴です。


そのほか、高級な風合いが漂う本場結城紬。

淡いグリーン地に細かな幾何学模様がつづく、
シンプルだけど飽きの来ない、王道を行くデザインです。


見て、触れて、楽しい反物が多数そろいました。
 

反物の良さを実感するのは、やはり直接に実際に手に取ることです。
反物によって異なる手触りや風合い、いかにも締めやすそうな帯など肌で実感いただけます。

また、ルーペで繊細な職人技を見るにつれ、商品に対する愛情が湧いて参りますね。



2014年5月21日に開催の「きもの塾」では、様々な反物を直にご覧いただけますので
お時間のあります方はぜひご参加くださいませ。
「きもの塾」の参加申し込みはこちらから


なお、次回の記事では、職人技が光る反物2点をご紹介したいと思います。


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