毎日文化センター講座『着物コーディネート術』、第2回は「格合わせ」をテーマに開催しました。
着物と帯との取り合わせについては、皆さま大変悩みが多いようですので、
カジュアル/セミフォーマル/フォーマルによる大まかな違いをご説明したうえで
実際に着物と帯とを組み合わせながら解説しました。
着楽舎としての考えですが、「格合わせ」という観点においては
- 格式の高さを合わせる
- 図案を合わせる(あるいは帯または着物のいずれかを引き算する)
より素敵で・ワンランク上のあか抜けたコーディネートが完成すると考えています。
たとえば、正倉院文様の袋帯(金銀糸使用)に
正倉院文様の訪問着を合わせるのと、加賀友禅の訪問着を合わせるのとでは、
トータルコーディネートにどのような差が生まれるか。
正倉院文様にも、琳派模様にも、加賀友禅にも合うマルチユースな帯とはどんなデザインか。
少々「こだわりレベル」の高いお話にはなるのですが、
本講座は「コーディネート専科」ですので、その両方の観点を織り交ぜながらの解説しました。
2回目で皆さま顔なじみになられたこともあり、
後半にはご質問も活発にいただけて、大変盛り上がった回となりました。
来月・第3回は「TPO」について取り上げます。
具体的な着用シーンを想定して、どのようなコーディネートが素敵かというような
お話をさせていただく予定です。
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