「大島紬(おおしまつむぎ)」は全国的にとても人気のある織物で
着物をお召しになる方は、たいてい一着くらいはお持ちのことが多い着物ですね。
同時に大島紬は、産地や生産方法により
<正式名称>や<作品価値>に大きな差がある織物でもあります。
十二月の着物勉強会「きもの塾」では
大島紬の生産工程と、作品価値を自分でしっかり見分けるコツを中心に勉強しました。
生産工程をコンパクトにまとめたビデオを視聴したあと、
本場大島紬の「証紙」と「絣」の区別について、くわしく説明をしました。
※ここで書くとかなり細かくなってしまうので、また区別方法についてはまた別の記事にてアップします。
最後はいつものように反物を用いて、絣をルーペで観察。
細かい図案がクロス(実際にはT字型に見えるものも多いです)している様子を把握したり
反物によって絣の目の細かさに違いがあることを確認しました。
多くの方がお持ちの大島紬だからこそ、
どんな場所で、どのように作られているのか。模様がどのように描かれているのか。
そのような事を知ることで、より愛着を持ってお召しいただければ嬉しいです。
■一月の着物勉強会「きもの塾」
一月のきもの塾は「西陣織」をテーマに開催します。
一言で西陣織といっても、実は多くの種類があるのをご存じでしょうか?
実際の反物やはぎれを観察しながら、生産方法の違い、見た目・風合いの違いを学びます。
【日時】 2015年1月21日(水)13:15~15:15
【テーマ】西陣織
【場所】読書空間みかも
【定員】10名
【参加費】一般 1000円 みかも会員 500円
【申込み】当サイトよりお申込みください →詳細こちら
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