2015年11月8日

きものにおける琳派の表現を学ぶ~第52回 着物勉強会「きもの塾」レポート~




10月の着物勉強会「きもの塾」は『琳派模様のきもの』というテーマで開催しました。

「琳派」という表現が、着物や帯においてどのようにデザイン・表現されているか、
またその面白さについて、たっぷりと学ぶ機会となりました。






まずは年表なども用いながら、
俵屋宗達から始まり、尾形光琳で花開き、酒井抱一・鈴木其一と受け継がれていった
琳派そのものの流れについて学習。

約300年にもおよぶ琳派の流れと芸術的感性について追いかけた上で
きものにおける代表的な表現として、いくつかの図案についてご紹介をしました(例:上写真)。


今回の教材として持ってきた帯の図案を例に取ったものが、上の写真です。
左上から時計回りに、

 ○光琳水(こうりんみず/こうりんすい)
 ○万寿菊/饅頭菊/萬壽菊(まんじゅぎく)
 ○光琳鶴(こうりんづる)
 ○波濤紋(はとうもん)
 ○燕子花(かきつばた)
 ○光琳松(こうりんまつ)

いずれも日本由来の親しみ深い図案である上に、格式が高く、おめでたい柄ですね。

また、狩野派のような平面的/正面図/写実的な描き方とは違い、
立体的/創作的な要素がふんだんに盛り込まれ、江戸当時のお洒落な女性の心を掴んだのも頷ける魅力的な意匠です。





一通り琳派の説明をした後は、用意した帯を実際に観察しながら、
織りの技法のなかで「琳派模様」とその世界観がどのように表現されているか
参加者のみなさまにゆっくりご覧いただきました。




先ほど代表的な図案でご案内したものを含め、琳派の世界が面白く表現されていますね。



格式の高い図案ですから、当然、金・銀を用いて絢爛に仕上げられたものが多いです。



同じ琳派模様でも、図案の使い方(デザイン)や配色によって、
色無地(紋付)からお召しになれる帯、留袖にぴったりな帯など、分かれることもご説明したり。



作品の中には、今はもう作り手がいなくなり、めったに見られない貴重なものも数点ご紹介。
みなさま、撮影会のようにシャッターをお切りになっていました(笑)



たった2時間では説明しきれない部分も大変多い「琳派模様」の世界ですので
今回は代表的な要素をぎゅっと絞った内容となりました。

皆さま、迫力があり遊び心も垣間見える「琳派」の世界、お楽しみいただけた様子でした。


■12月の着物勉強会「きもの塾」

【テーマ】
お茶会のきもの
http://blog.kirakusha.org/2015/11/1253.html
 
【開催日】
2015年12月 9日(水)13:15~15:15
2015年12月13日(日)13:15~15:15

【開催場所】
奥沢区民センター内 和室

【参加費】
500円(茶菓付)

【定員】
15名 ※要事前予約

【予約方法】
着楽舎ホームページまたはお電話にて受け付けております



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