2016年7月3日

色無地を上手に楽しむ&着こなす ~第59回 着物勉強会「きもの塾」レポート~




2016年6月の着物勉強会「きもの塾」は『色無地を活用した上手な着まわし術』をテーマに開催しました。

コーディネートによってカジュアルからフォーマルまで変化を楽しめる色無地だからこそ
どのように着こなせばよいか、という点に悩みが多いとのことで、
今回は「着物(色無地)×帯」の組み合わせ方によるTPOの使い分け方を中心に解説しました。







まずは「色無地(いろむじ)」の種類を見て感じていただくことを目的に
着尺を何点か実際に観察していただきました。

絹糸の良さ、地紋の種類、色などによって印象が変わってくること、
特にお茶席に選ばれる場合に皺の寄りにくい・皺が直りやすい素材の選び方について解説しました。






それから、洒落帯からフォーマル帯まで数種類を見ていただきました。
図案、素材、色などの要素で、帯の格を判断する視点も簡単に解説しました。

実際にお太鼓の形に見せて色無地の上に並べてみますと
  • 同じ色無地でも合わせる帯によって印象がガラッと変わること
  • 着物の主張が少ない分、一つの色無地に多様な色の帯がうまく乗ること
といった点がよく理解いただけたようです。






最後は、色無地を立てて着物に見立て、帯を合わせてコーディネートの総まとめを。
反物は立てて見ると印象がぐっと変わって、実際にお召しになるイメージが描きやすいことも説明しました。

色無地を上手に&楽しく着こなすためには
<帯の格>を正確に判断し、<的確な色合わせ>で色無地にコーディネートすることがポイントです。
今回の講義内容を参考に、皆さまが色無地を楽しめますよう願っております。




■7月の着物勉強会「きもの塾」について


・テーマ:
『小物で遊ぶ~挿し色としての帯揚げ・帯締め活用法~』
帯揚げ・帯締めは和装コーディネートにおけるスパイス的役割。
小物でありながらセンスが問われるポイントであり、また年代やTPOに合った仕上げに欠かせない挿し色として役立ちます。
今回のきもの塾では、帯揚げ・帯締めを色々とご用意して、
実際に着物や帯にあてながら、小物の上手な活用術を一緒に学びたいと思います。

さらに今回は、きもの塾としては初めて「ワークショップ形式」も取り入れる予定です。
小物づかいのセンスを上達させたい方、ぜひご参加をお待ちしております。

・開催日
2016年7月15日(金)13時30分~15時30分
2016年7月16日(土)13時30分~15時30分
2016年7月17日(日)13時30分~15時30分
2016年7月20日(水)13時30分~15時30分

・開催場所
奥沢区民センター
http://blog.kirakusha.org/p/blog-page_1.html#access2

※今月はお部屋が日程により分かれますのでご注意ください※
 7/15(金)・7/16(土) → 和室(第3会議室)
 7/17(日)・7/20(水) → 第2会議室

・参加費
1500円/人  ※茶菓付

・定員
10名  ※予約制(先着順)

・持ち物
筆記用具(鉛筆またはシャープペン)、カメラ(任意)

・お申込方法
「講座申込みフォーム」よりお申込ください。
http://blog.kirakusha.org/p/blog-page_943.html



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