毎月1テーマ、着物について学ぶ着物勉強会「きもの塾」。
9月は『小紋と紬の秋らしいコーディネート』をテーマに勉強しました。
これからの季節、特に紬はベストシーズンを迎えます。
まだ夏の余韻が残るなか、季節を少し先取りした解説となりました。
コーディネートにおける「季節感」を考える上で大切なのは、
着物を着るシーンの<背景>がどのような景観/色になっているかを想像すること。
秋らしさで例えれば、ススキ・落ち葉・紅葉などやや枯れた(濃い目で落ち着いた色味)が連想されます。
したがって、パステル調や春の花・新緑をイメージさせるコーディネートでまとめるよりは
着物、帯、帯揚げ、帯締めのどれか一色でも秋らしいものを取り入れて
全体の印象を背景となじむよう整えると、美しい着姿に仕上がっていきます。
では、どんな作品が秋らしさを感じさせるのか。
どんな着物と帯の取り合わせが秋らしい印象になるのか。
教材をふんだんにお見せしながら、
その辺りの感性をできるだけ目で感覚で感じて頂けるよう解説させて頂きました。
自分らしさが光る着物コーディネートに到達するためにまずは基本を理解していただき、
それから自分らしいスパイスを見つけていって頂ければと思っています。
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■次回の着物勉強会「きもの塾」
テーマ:
『紬の魅力を探る~絣の色々と帯合わせ~』カジュアルコーディネートの代表として多くの方に好まれる紬のきもの。
現代的なデザインから、古典的なものまで、絣(かすり)の表現方法もさまざまです。
今回のきもの塾では、日本各地の代表的な紬をご覧いただきながら、紬ならではの魅力を体感する機会にしたいと思います。
また、紬を都会的に着こなすために帯合わせについてもポイント解説します。
日時:
2016年11月6日(日) 13:30~15:302016年11月8日(火) 13:30~15:30
2016年11月9日(水) 13:30~15:30
2016年11月11日(金) 13:30~15:30
2016年11月13日(日) 13:30~15:30
場所:
奥沢区民センター参加費:
1500円(茶菓付き)定員:
各回 10名(要予約)申し込み方法:
着楽舎ホームページ内「講座予約フォーム」より受け付けていますhttp://blog.kirakusha.org/p/blog-page_943.html
持ち物:
鉛筆(シャープペン可)、カメラ(任意)※教材への汚れを防止するためボールペンは不可とさせて頂きます
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