2018年1月26日

本場大島紬の魅力と価値を再認識しよう(第75回「着物勉強会「きもの塾」レポート)




毎月きものについて1テーマ深掘り勉強をする着物勉強会「きもの塾」。
年明け最初の勉強会では『本場大島紬』をテーマに勉強しました。

根強いファンの多い大島紬ですが、本場大島紬の詳しいお話をじっくり聞く機会はなかなか少ないと思います。
大変過酷な環境下、昔ながらの製法を守りながらこだわり抜いて制作される本場大島紬についての知識を深めるとともに、東京らしい帯合わせ、小物使いの感性を学んで頂きました。



■本場大島紬、本場奄美大島紬の価値と価格のバランスを学ぶ


日本各地に「大島紬」と称される反物があるなかでも、「本場大島紬」「本場奄美大島紬」と呼称できる作品には一定の条件があります。

今回のきもの塾では、以下の4点をポイントに本場大島紬の基本を学びました。

  • 証紙の違い(鹿児島市、奄美市、都城市)
  • マルキ数の違い(5マルキ、7マルキ、9マルキ、12マルキ)
  • 絣の種類(経緯絣、経絣、緯絣)
  • 絣の配列方法(片ス方式、一元方式、割込方式)

これらの条件が交差することと、図案や配色の難易度、デザイン性の高さ等が評価に加わり、それぞれの反物に見合った価格が設定されることを解説しました。



生産工程についても、締め機テーチ木染め泥田染め手織(絣合わせ)など、本場大島紬にだけ行われている独特の方法を、実際の見本裂や素材サンプルをお見せしながら、できるだけ臨場感(大変さ)が伝わるよう工夫しながら解説しました。

敢えて手を抜かず、織物組合が品質と価値(価格)をしっかり管理しているからこそ、本場大島紬は高品質で希少性の高い特別な絹織物として現在も高い評価を受け続けていることをご理解いただけたと思います。


■本場大島紬を都会らしく着こなす


その裾さばきの良さから都会でも大変人気のある大島紬ですが、流通している作品の多くが泥染めのため茶泥色の濃い地が多いこと、また昔からの伝統的な図案が多いことから、帯や小物を上手に配置することがあか抜けて着こなすために重要になります。

きもの塾のなかでよくお伝えする事のひとつに「着用する<背景>を意識したコーディネート」という事があります。
例えば、京都や浅草に合わせたコーディネートと、銀座や六本木を意識したそれでは、同じ着物であっても帯、帯揚げ、帯締めの選択は全く異なってくる、といった具合です。

今回のテーマ、大島紬も同じ事が言えますので、都会的な背景(=グレーがかったイタリアンカラー・洋風のインテリア)にマッチするための帯、帯揚げ、帯締めについて、その考え方と参考事例を解説しました。




色々なパターンを参考例としてお見せしながら、たとえ昔風情の大島紬でも、帯・帯揚げ・帯締めの3点を工夫することにより、都会でお召しになっていても浮かない(馴染む)コーディネートが出来ることを学んで頂きました。



せっかく着物でお出掛けするなら、格好よく/素敵にコーディネートしてほしい。
着楽舎は皆さんがおしゃれの階段を登るためのヒントを提供したいという思いでいつも講座を企画しています。
2月以降もお洒落度を上げるための講座を展開しますので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。
1回ごとにお申込頂ける仕組みですので、お気軽にお試し参加いただけます。

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■2月の着物勉強会「きもの塾」■

テーマ:
洒落袋帯と洒落フォーマル帯
http://blog.kirakusha.org/2018/01/276.html

日程:
2018年2月12日(月祝) 13時30分~15時30分
2018年2月14日(水)  13時30分~15時30分
2018年2月17日(土)  13時30分~15時30分
2018年2月18日(日)  13時30分~15時30分
(全日とも内容は同じです)

お申込:
講座予約フォームよりご希望の日程をお知らせください
http://blog.kirakusha.org/p/blog-page_943.html


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